記 事
中国販売は為替リスクの軽減の経営戦略
ハンドバッグの大洋手袋製造有限公司(本社一大阪府堺市)は、販路の六割が日本向け、四割が欧米、アジア向け。
これまで中国の高級バッグ市場は未発達どの見方から中国進出を控えていたが、華僑の既存客が上海、深センで販売を始めたところ、意外にも反応は良好、今回のブース出展を決めた。

同社常務取締役の神谷高締氏は「販売戦略やブランディングはいまだ模索段階」と語るも、ブースの集客の多さに手ごたえをつかんだ。

同社は、深センにオフィス、ショールーム、工場、そして従業員宿舎に福利厚生施設まで揃えた一大拠点を構える。
「グローバル展開の中で、為替リスクの軽減にもつながる」(神谷常務取締役)と、中国販売に期待を寄せる。

<CHINA WALKER・2004年12月号>
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