記 事
繊研新聞・2002年10月29日刊 大洋手袋製造有限公司インター中国のバッグ工場が軌道に

バッグメーカーの大洋手袋製造有限公司(大阪府堺市)は、89年に設立した中国・深センの独資工場が軌道に乗ってきた。
国内のアパレルメーカーのOEM(相手先ブランドによる生産)だけでなく、欧米を含む海外企業との取引も広がっている。
中国の工場は従業員数約500人で、月産約8万個。
日本の製造技術と品質管理を取り入れ、「日本の最高級と同じクラスの物ができるようになってきた」(神谷高締常務)という。
価格訴求ではなく、品質に重点をおく物作りで、世界の市場を開拓してきている。
全生産のうち70%が日本向けで、このうち自社ブランド、OEMが半分ずつ。
OEMでは、ここ3年でアパレルメーカーとの取引が急増している。
残り30%が海外向け。
イタリア、フランスの著名ブランドのOEMも手掛けている。
アメリカ向けは昨年9月の同時多発テロ以来、注文が減っている。
逆に自社ブランドを販売しているアジアでは、香港、台湾、上海などで大きく伸びてきているという。
年商はグループで22億円(大洋手袋製造有限公司で7億円)。
既存工場の近くに1万5千~2万平方メートルの土地を確保できれば、新工場を建設する構想がある。
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