記 事

大洋手袋製造有限公司=大阪府堺市浜寺南町3-10-1・神谷勇社長=では、同杜東京支店=東京都台東区柳橋1-13-10=の事務所2階部分、70平方メートルを確保し、9月1日より新しく東京支店にもショールームを開設した。
同支店は、JR浅草橋より徒歩8分の至便な位置で、ショールームには常時300点以上のサンプルバッグと、同社工場で使用している数百種類の素材をA4サイズでファイルして展示している。
顧客には、実際に素材、スタイルを手にとり商談対応できる他、国内外の革、布はく等の素材台帳と各メーカーのカラーカードも備え、工場の生産ライン進捗状況まで確認できる体制を整え、ショールームを活用しているとのことで、顧客にも好評を得ている。

東京支店にショールームを開設したことに関して、同社神谷高締常務は次のように語っている。
「これまでは大阪本社と香港法人にしかショールームがなく、東京での商談に不便でしたので、取り急ぎ小さいながらもスペースを確保し、サンプルバッグと提案素材を揃えつつあります。
最近では、得意先との入念な打ち合わせが必要な商談が多く、取引先の納品時期もマーケット毎に違うものですから、よりお客様の要望に沿えるように社内の体制を変更しました。
東京支店のショールーム設置もその一環です。
当社としては、従来のミセスボリュームゾーンの商材を取り扱うラインに加え、ライセンスブランドやアパレルブランドのOEM生産をお受けする商材も好調で、平均上代が数倍するにも関わらず、いくつかのシリーズは数量べ一スでも伸びており、喜んでいただけるようになりました。
中には上代35万円程度までの高額な、特別な素材、加工、手作業を用いる商材の依頼も受け、大変勉強になりました。
今後はお客様、商品、マーケットが随分と変化してきたことに対応するために、素材手配の見直しを進めるつもりです。
今回も、あるお客様より暫定8条を利用した国内の革の送り込みを経験しました。
やはり20万から30万デシ単位でのビジネスにはなかなか有効だと感心しました。
改めて考えてみますと、国内の革や生地も使い勝手がありますし、デザイナーやMDの方々が来杜した折に提案できる素材を取り揃えていこうと思っています。
近々イタリアのタンナーと生地サプライヤーの展示会にも足を伸ばすつもりですし、今まで以上にイタリアからの買い付けも増やし、弊杜で素材を在庫して、その為にも、落ち着いた商談室、ショールームが必要でしたので、仮設ではありますが、東京にもショールームを開設した次第です」。
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