記 事

[一部既報]大洋手袋製造有限公司=本社大阪府堺市浜寺南町3-10-1・神谷勇社長=の香港事務所(大洋手袋製造廠有限公司・神谷高締総経理)は、これまで日本輸出をメインに材料調達や中国での製品開発と製造を行ってきたが、設立10年を経過し、海外との取引の増加や日本の取引業者の引き合いも多くなり、従来のオフィスでは手狭になってきたところから、新たにハーバーセンタービル2の9階一部を購入し、新オフイスを開設、9月25日にオープンした。





また新オフィスオープンを記念して、1O月2日には多数の現地取引先や神谷社長の現地友人など多数を招き披露パーティを開催、同社スタッフを交えてなごやかに歓談し、相互の一層の信頼を深かめあった。
新オフイスの入居するハーバーセンタービル2は、空港快速九龍駅から車で10分、KCR駅から5分という至便な位置に立地し、タクシーの運転手に名前を言えばすぐわかる著名なビルでもある。


オフィスの総面積は420平方メートルで、従来の資材調達、貿易業務及び会計部門と、企画営業部門の2ブロックに分けられ、部屋数は倉庫、書庫、コンピュータールームの他、顧客来訪に際し、ショールーム2室、商談室、応接室、会議室の5室を備え、ショールームには大洋シンセンエ場で生産しているバッグの縫製サンプルをシーズンコレクション毎に常時300点前後を展示し、顧客の便宜をはかっている。
香港レザーフェアでも好評 また、10月4~6日に開かれたアジアパシフィックレザーフェアにも例年通りに参加出展したが、日本企業からはビーズや刺繍、コサージュ類をモチーフにしたバッグから半透明の生革ものなどの、クラフト物のバッグが好評を得、従来のブランドやセレクトショップ中心の展開より幅広いルートでの受注および引き合いを受けていた。
非日本系の取り引きでは、既存のヨーロッパ向けの取引先より、前回船積みのシリーズが好調な売れ行きであったところから、ラインのアイテム数拡張の依頼を受け、小物、トラベルバッグを含めたトータルラインでの展開で成約が整った。
また東南アジア向けでは少量で成約を受けたほか、コード刺繍のラインでアメリカ向け、MHジヤガードでドイッとアメリカ向けに顧客展示会に出展する事になり、新オフイスオープン後初のイベントはさい先の良いスタートを切った。

<月刊B.L.F. ぶるふ 99年NO.11>
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